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【ラオス】観光スポットの少ないビエンチャンにある、ラオス最古の寺「ワット・シーサケット」

Global News Asia / 2015年7月28日 13時0分

ラオスの首都ビエンチャンにある、ラオス最古の寺院「ワット・シーサケット」の本堂。(高田胤臣 撮影)

 2015年7月28日、ラオスの首都ビエンチャンにある観光スポットを紹介する。ラオスは隣国タイほど観光サービスが充実しておらず、特にビエンチャンは観光客が訪れるべき旧跡などのポイントが非常に少ない。そんな数少ないスポットの中でお勧めなのが、ラオス最古の寺院である「ワット・シーサケット(シーサケット寺)」だ。

 この寺は1551年に当時の国王セタティラートによって建立されたと言われている。ただし、現存している建物自体は1818年(1824年という説もある)に建ったものだ。それでも200年近くも前の建造物で古いものであることは間違いない。大屋根が優美である姿はルアンパバーン様式で、本堂を取り囲むベランダはビエンチャン様式だという。

 ビエンチャンはラオス国内でも特にかつてタイ国内で起こった王朝からいくども戦争や襲撃を仕掛けられており、歴史的建造物がほとんど残っていない。そのため観光できるスポットが少ないのだが、そんな中でこの寺院は当時の原型を留めており、非常に価値があるものとされている。

 多くの外国人が滞在する噴水広場から東方面に進んでごくわずかの距離にあるので、行きやすいのもまた魅力のひとつである。
【執筆 : 高田胤臣】

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