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「インド洋とスンバ島のヒンギ/ラウ展」を開催ー東京・生活工房ギャラリー

Global News Asia / 2015年7月31日 10時51分

藍染めのヒンギ・カウル(左)と茜染めのヒンギ・カウル(右)で正装した男性。(スンバ島・プライリュウで、1979年撮影・渡辺万知子)

 2015年8月28日―10月4日まで「インド洋とスンバ島のヒンギ/ラウ展」が、東京世田谷区・生活工房ギャラリー(キャロットタワー3階)で開催される。

 生活工房では「海によって分断された」のではなく「海によってつながった」世界を感じるためのギャラリー企画を2011年から展開している。世界の海の暮らしを、その手しごとから見ていく7回シリーズ。今回は〈第6の海〉として、インド洋に浮かぶスンバ島に伝わるイカット(絣織物)、ヒンギとラウを取り上げる。

 描かれるモチーフには祖霊崇拝に基づいた世界観が表されており、文字のなかった時代に、一族の存続と繁栄を願う心を布に織り込め、後世に伝えてきたもの。まさに、スンバ島の人びとにとって、ヒンギとラウは実用を超えた、民族の誇りそのものだ。

 8月29日(土)14時からは「スンバ島のイカットと人々のくらし」と題した講演会も開かれ、1972年に初めてスンバ島を訪れて以来、研究を続けてきた渡辺万知子さんが、スンバ島の風景や人々の生活、染織方法、生活のなかでの織物の役割などを、スライドを見せながら解説する。申込先着50名 参加費:500円

会場:生活工房ギャラリー(キャロットタワー3階)
東急田園都市線・世田谷線「三軒茶屋」駅直結

主催:公益財団法人せたがや文化財団 生活工房・特別協力:渡辺万知子氏(染織作家)、協力:日本―インドネシア服飾文化協会、後援:世田谷区/世田谷区教育委員会、入場無料。
http://www.setagaya-ldc.net/

【編集 : 安麻比呂】

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