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【タイ】店構えの見た目とは違って、やわらかくておいしいタイ式焼き鳥の屋台

Global News Asia / 2015年8月3日 17時0分

ありきたりな品揃え、当たり前の調理法。すべてが普通なのに、すべてが最上級の味になっている。(高田胤臣 撮影)

 2015年8月3日、世界的に有名な歓楽街となっている、バンコクのパッポン通り近くにある焼き鳥の屋台を紹介する。

 場所はシーロム通りにある、ソイ・パッポン2の入り口。昼間から夕方18時までタイ式焼き鳥「ガイヤーン」を売っている。店名はなく、一見どこにでもある普通の焼き屋台でしかないが、実は20年以上も同じ場所で営業を続ける店だ。

 売っているのはガイヤーンのみ。大きさや部位によって値段は違うが、安いもので20バーツ(約73円)くらいからある。

 秘伝のタレに漬け込んでから焼くので、肉は非常にやわらかで、味もしっかり染み込んでいて、一口目にまず鶏肉がこんなにおいしいものなのかと驚嘆するだろう。

 店主に話を聞くと、特にタイの地鶏である軍鶏を使っているわけでもなく、鶏肉自体はごく普通のものであるそうだ。タレも秘伝なので詳しくは教えてもらえないが、ニンニクをベースにしたガイヤーンとしてはありきたりなものである。

 特別なことはしていない。だた決められたことだけを淡々と行う。たったそれだけで、こんなにもおいしいガイヤーンができるのだ。個人的には、おいしさではバンコクでもトップレベルのものだと言ってもいい。もし近くに行くことがあればぜひ試してほしい。
【執筆 : 高田胤臣】

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