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【インドネシア】インドネシアの日系コンビニは無料Wi-Fiに持ち込み自由なイートイン完備で拡大中

Global News Asia / 2015年8月12日 9時0分

2階がイートインスペースとなっている首都ジャカルタのセブン-イレブン(我妻伊都 撮影)

 2015年8月12日、人口約2億5000万人の市場を持ち、世界最大のイスラム教徒の国でもあるインドネシアで日系コンビニエンスストアの進出が進んでいる。

 最大店舗を誇るのは「セブン-イレブン」で194店舗(2015年6月末)とまだまだ先行するローカルコンビニには及ばない状況ではあるが、インドネシアならではの食習慣、風習を学び、地元インドネシア人に利用してもらうための工夫が見られる。

 外観は一般的な日本のセブン-イレブンと同じように思われるが、店舗面積は約2倍と広い。店内の階段から上がる2階はイートインスペースとして開放されている。2階もかなり広々とした開放的な空間となっており、無料Wi-Fi完備の上、外からの持ち込みも自由。店舗によっては窓がなく屋上テラスのようになっている店もある。

 インドネシアは屋台文化が浸透しており、買ったらその場で食べるのが一般的なため、1階で購入してそのまま2階で食べるのは、インドネシア人の習慣にあったものと言える。

 外の屋台など他店で購入したものの持ち込み自由なところもインドネシア独自でユニークな点だ。

 インドネシアは人口の約90%がイスラム教徒のため飲酒をしない人が多いはずだが、普通にビール中心にアルコール類も販売されており、イートインスペースでビールを楽しんでいる人たちの光景を見ることができる。

 2009年11月に1号店がオープンしたセブン-イレブンの他にも、2011年7月に1号店をオープンさせた「ローソン」(2014年11月末・49店舗)や2012年10月オープンの「ファミリーマート」、2013年6月オープンの「ミニストップ」がそれぞれインドネシア上陸を果たしている。

 ローソンなど他店もセブン-イレブン同様にイートインスペースを設けており、加えて各社の独自商品やサービスをアピールしてインドネシア人客獲得のため競い合っている。
【執筆 : 我妻伊都】

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