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【タイ】100年以上の歴史を誇るタイ国空軍の博物館に行ってみた

Global News Asia / 2015年8月17日 11時0分

世界でもここだけでしか見ることのできない日本製航空機の「立川 キ55」。(高田胤臣 撮影)

 2015年8月17日、タイ王国空軍直営の「タイ国立空軍博物館」に行ってみた。第2次世界大戦では終戦直前まで日本とタイは同盟国にあったことから、世界的にも珍しい機体などが見学できる。

 タイ王国空軍は1913年に創設された。博物館はそのころの航空機から2011年に配備された戦闘機サーブ39グリペンまでが年代ごとに展示されている。他国の航空機関系の博物館などでも見られる機体が多いが、タイ空軍カラーなど、ここだけでしか見られないものもある。

 特筆すべきは黄色く塗られた「立川 キ55」だ。九九式高等練習機とも呼ばれる戦前の日本で製造された航空機だ。同盟関係にあったタイに、当時の日本軍から多くの兵器が供与されており、その残存機体である。特にこのキ55は世界中でも現存するのがこの1機のみで、ここでしか見られない。

 博物館は建物裏にも続いており、旅客機や輸送機、ヘリコプターなどが展示されていた。ここがおもしろいのは展示物に触れたり、機体の中に入ってコックピットなどに座ることもできることだ。

 敷地内の売店では子ども向けのおもちゃや制帽、階級章などが販売されている。これらはすべて本物で、空軍兵士や職員も使っているものだという。タイ国内ではそれらを身につけることは違法ではないので、一般人でも購入できる。

 博物館はバンコク北にあるドンムアン国際空港ターミナルから見て、滑走路を挟んだ反対側、空軍基地内にある。入場料は外国人も無料だ。
【執筆 : 高田胤臣】

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