タイ全土で母に捧げる自転車走行ー道路は渋滞・長距離バス遅延でタクシー待ちの長い列

大渋滞の道路、バンコク(2015年8月16日夕方撮影)

　2015年8月16日、タイのワチラポン皇太子発案の自転車走行がタイ全土で行われた。バンコクでの走行は、大通りを往復約5kmに渡って閉鎖。約30万台の自転車が駆け抜けるという大イベントになった。12日の王妃誕生日を祝うイベントの一つ。

イベントは地方各都市でも行われ、ペッチャブーン県のブンサームパン郡でも、盛大に行われた。

　このイベントの影響で、地方各地からバンコクに向かう長距離バスに遅延が目立った。ペッチャブーン県ブンサームパン郡発バンコク行きのバスは、2時間遅れで到着。乗客は、さらにバスターミナルで2時間タクシーを待つことになった。大型バスは狭い道路を運行し、沿線の街路樹に天井部分が引っかかり、損傷する場面も見られた。

　大きなイベントが開催される場合、深刻な道路渋滞が予想されるため、旅行客は時間に余裕を持って行動するように心がけたい。

【撮影/編集 : hirop】