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【タイ】死者28人、バンコク爆発ー爆破テロ現場に献花とキャンドル 犠牲者を追悼

Global News Asia / 2015年8月19日 9時0分

多くの市民が献花に訪れたエラワン廟(びょう)。平時には願をかけ祈る人々も、この時ばかりは犠牲者に哀悼を捧げた。(資料写真)

 2015年8月19日、ラーチャプラソン交差点エラワン廟(びょう)での爆破テロから24時間と立たないうちに、再び爆破テロが起きたバンコク。

 最初の爆破現場では、18日夕方頃から立ち寄った市民たちが小さなキャンドルを灯して献花、犠牲者を悼む姿が見られた。

 タイのテレビ報道ではエラワン廟での爆破で、現在までに137名が負傷。70人が病院で治療を続けており、28人が死亡したと伝えている。

 その中、重傷を負い病院で治療を受けていた香港在住の英国人女性が死亡した事が報じられた。女性の死に際して、英国外務省は、深い哀悼の意を表明するとともに、今回のテロに対して全貌の解明と犯人の早期検挙を期待するとともに、タイに滞在する英国民に対して、注意を呼びかけた。

 また、米国のオバマ大統領も犠牲者に哀悼の意を示すとともに、犯人に対し強い憤りを覚えると言明した。これまでに23の国々がバンコクへの旅行を避けるようにとの注意喚起を発している。中には、バンコクを避け、パタヤ、チェンマイ、プーケットなど地方への変更を促しているものもある。実際に昨年のデモ騒動の際には、多くの外国人旅行者が、バンコクをさけるという旅行スタイルが多かった。

 昨年のデモ騒動からクーデター。軍政による戒厳令が4月頭に解除され、やっと観光にも落ち着きを取り戻していた矢先だけに、今回の爆破テロが与えたダメージは、まだ波紋を広げそうだ。
【翻訳/編集 : そむちゃい吉田】

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