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【タイ】サメット島のビーチで中国人が大騒ぎー欧米人観光客は呆れ顔

Global News Asia / 2016年1月14日 21時13分

タイ・サメット島 AO WONG DUANビーチで、2016年1月13日撮影。

 2016年1月13日、バンコクから、バスと船で手軽に行ける穴場的存在だったサメット島、欧米人観光客や国内旅行者に人気のアイランドだ。

 夜は、ビーチレストランやバーで、波のせせらぎを聞きながら、のんびりするのに適した場所だったのだが、中国の観光情報サイトに紹介されてしまったらしく、このところ大騒ぎする中国人観光客が増えてしまい、静かなアイランドが壊されつつある。中には鮮やかな刺青をした迫力のある男性の姿も。「雰囲気が悪くなるので、ここには来ないで下さいとは言えず辛いです」とビーチレストランの関係者は嘆く。

 昨年タイを訪れた中国人観光客は約800万人。今年は推定で1000万人程度を予測している。中国人観光客が大挙してやってくるタイ。観光資源をどのように守っていくのか、タイだけではなく、中国人観光客が訪れる各国共通の頭の痛い悩みだ。

 昨年11月に、タイ国政府観光庁は、CNTA(中国国家旅遊局)との間で、中国人観光客のマナー向上について合意した。タイで悪い行いや、(下品な)マナーの悪い中国人観光客は、タイを出国した時点で、中国でブラックリスト入りする。(ブラック入りすると数年間、海外に渡航することができなくなり、氏名などが公表される)タイ国政府観光庁は、タイでしてはいけない事(寺院などでのトラブルも多いため)や、マナーについて、詳細なパンフレットを作成して注意を促したり。観光地には(中国人向けの)看板をたくさん設置し、注意事項を掲示して、トラブルを未然に防ぐための施策を積極的に進めるとしているが、どこまで効果が出るのかは未知数だ。
【編集 : hirop】

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