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【タイ】爆破テロのエラワン廟で宗教の枠を超えた祈りと献花

Global News Asia / 2015年8月20日 10時0分

正面に設置された献花台の前で、キャンドルを灯して犠牲者の追悼を捧げる人々が後を絶たない。(そむちゃい吉田 撮影)

 2015年8月19日夜、17日に発生した爆破テロから2日経ったエラワン廟(びょう)は、朝から再開され、多くの参拝者と犠牲者を悼む献花をする人々で賑わっていた。

 ラーチャプラソン交差点には、日が暮れても多くの人がエラワン廟(びょう)取り囲んでいた。敷地の内外には世界各国からのマスコミのカメラが並び、その間を抜けるように参拝客が本尊に祈りを捧げていた。

 爆弾が爆発した側のフェンスは、白いシートで半分を覆われていたが、鉄柵は衝撃でぐにゃりと曲がったままの状態。本尊も正面のアゴ部分が欠けるなどの被害を受けていた。さらに返礼の舞踊が奉納される社も、破片などによって傷がついたようで、補修作業が行われている。

 この夜、参拝や献花をする人々の中には、サリーをまとったインド人やシーク教徒、イスラム教徒のほか、欧米人の姿も少なくなかった。これはSNS上で、「今夜、宗教を越えて祈ろう」との呼びかけによるものと見られた。

 本尊正面には献花台が設置され、次々に捧げられた花束ですぐに埋め尽くされた。そして昨夜に引き続きいくつかの団体がキャンドルを灯し、犠牲者を悼み祈りを捧げる光景が何度となく繰り広げられた。

 また、敷地の出入口では、近くのファストフード店が参拝客に無料でパイを配布していた。

 BTSチットロム駅とサイアム駅を結ぶ歩道橋(スカイウォークも)再開し、通りかかった観光客や帰宅途中の人々が、エラワン廟に群がる人々を見下ろし、中にはそっと手を合わせる姿も見られた。
【取材/執筆 : そむちゃい吉田】

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