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【タイ】落ち着きを取り戻したバンコクに以前の賑わい戻る

Global News Asia / 2015年8月21日 13時30分

以前の賑わいが戻って来た中で、黙々と爆発物を探索する警察犬だけがいつもと違う光景だった。(そむちゃい吉田 撮影)

 2015年8月21日、エラワン廟爆破テロから4日が経過したバンコク都内と現場周辺には、落ち着きが戻って来ている。

 特に事件翌日にはガラガラだったサイアム周辺は、買い物客や観光客で賑わいを取り戻した。悲劇的な事件から3日が経った8月20日に現場近くを取材した。

 爆破テロ翌日には、日中にチャオプラヤー川桟橋近くでも爆発があったためか、エラワン廟近くのサイアム周辺は、陽が落ちた後にはもぬけの殻状態だった。

 しかし、20日には日中からいつもの賑わいを取り戻し、高架鉄道BTSサイアム駅周辺では、夜になっても人並みが途切れる事は無かった。

 サイアムパラゴンショッピングセンター前では、王妃誕生日を記念した織物の展示即売会が19日から開催されている。受付けに立つ女性によると、19日は開会式である程度賑わったものの、夕方からは人手は多いとは言えなかったそうだ。対して20日になると、入場者もぐっと増えたと安心した表情で話してくれた。

 友だちとショッピングに来たというソムさん(仮名:21才)は「今日は、エラワン廟でお祈りをしてから、ここに買い物に来ました。もうあんなことは二度と起きて欲しくないです。観光客の方にも安心して旅行に来て欲しいと思ってます。」と語った。

 取材した範囲では、特に警察官や警備員が、いつもより多いという様子はなく、これまでとなんら変わらないという印象だった。しかし、帰り間際に爆発物警戒に歩く探知犬を見たことが、唯一これまと違った光景だった。
【取材/執筆 : そむちゃい吉田】

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