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【タイ】タイ東北地方の土産で喜ばれるベトナム料理 VTネームヌアン

Global News Asia / 2015年8月25日 11時0分

ネームと呼ばれるタイ式ソーセージは、タイ人でも汗が噴き出るほど辛い唐辛子の一種、プリック・キーヌーが丸のまま入っている。(高田胤臣 撮影)

 2015年8月25日、タイ東北部の国際空港、ウドンタニー空港の販売店でみつけたビールに合う土産物を紹介したい。

 同地方にあるコンケーン県内のVTネームヌアンという店の商品で、豚肉を使った料理が有名である。特に店名にもなっているネームヌアンは、豚肉のソーセージ状のものを生春巻きのシートで野菜と一緒に包んで食べるものが人気で、ウドンタニー空港から飛行機に乗る人の多くが、その店の商品を抱えて乗っている。

 VTはこの店を始めたウィーさんとトゥアンさんの頭文字を取ったもの。このふたりはインドシナ戦争の際にベトナムからコンケーン県に移住し、1968年に開業した。その後、彼らの子どもたちが店を引き継ぎ、バンコクではスクムビット通りソイ107に店を構えるなど、大きく展開している。

 写真は日本への持ち込みは困難なネームと呼ばれる半生の酸っぱいソーセージ。一袋5個入りで80バーツ(約285円)で、ひとつひとつがビニル袋に入れられている。唐辛子やニンニクが強烈に効いており、一口サイズのネームを口に放り込み、ビールで流し込むと至福の時間を味わうことができる。

 ネームはそのまま食べてもいいし、ヤムと呼ばれるタイ式のサラダ(和え物)にしてもおいしい。炒飯に入れるなどして火を通したものもおいしく、いろいろな調理法があるので使いやすい。

 コンビニなどでも他社製のものが売られているが、鮮度や大きさなど、VTのネームが最もおいしいと言われる。そのため、タイ人への土産としても重宝されている。
【執筆 : 高田胤臣】

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