【タイ】中国人観光客を乗せた象暴走、象使いが死亡ーチェンマイ

象が急に暴れだした原因は不明だが、中国人観光客がチェンマイに急増しており、何らかの要因で象に強いストレスが、かかったではないかと見られている。資料写真　バンコクから約180km、ゾウの保護施設「Elephants World」

　2015年8月26日タイメディアによると、チェンマイで中国人観光客3人を乗せた象が突然暴れだし、象使いの男性を牙で突き刺し象使いが死亡する事故が発生した。

　象が突然暴れだした時に、象に乗っていた中国人観光客に事情を聞いているが、原因は不明。

　この象は、3人を背中に乗せたまま、森に突進したが、別のゾウ使いが象をなだめ、3人の中国人観光客は無事だった。

　象に詳しい見識者は「このところ、チェンマイへの中国人観光客が急増しており、象に精神的な強いストレスが急激にかかったのではないか」と見ている。

　タイで飼われている象は約4000頭で、タイ各地には象の保護施設がある。

　バンコクから約180kmのカンチャナブリー県にある、象の保護施設「Elephants World」は、高齢の象が多いが、孤児になってしまった小象も保護している。
【編集 : MM】