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【タイ】タイ全土のどこにでもある大衆焼肉店「ムーガタ」に行ってみた

Global News Asia / 2015年9月2日 17時0分

ムーガタの肉は決して良質とは言えないが、雰囲気がタイらしくておもしろいので、つい足を運んでしまう。(写真撮影:高田胤臣)

 2015年9月2日、タイ国内のどこにでもある大衆焼肉店「ムーガタ」に行ってきた。

 ムーガタは店名ではなく、料理名のひとつ。直訳すれば豚鉄板で、日本のジンギスカン鍋のようなドーム型になった鉄板で肉などを焼いて食べる。

 2000年を過ぎてからバンコクで急速に増え、今ではタイ全土で見かける。ほとんどがブッフェ形式で食べ放題となっており、そのスタイルが人気の要因だったと思われる。

 元々ムーガタは東北地方の玄関口とされる都市、ナコンラチャシマー県内にはたくさん存在していた。そのころはヌアヤーン・ガウリーという名称で親しまれていた。これは韓国式焼肉の意味で、実際にジンギスカン鍋風の鉄板の上で肉を焼き、周囲にスープを入れて野菜などを煮るものが韓国にもあるらしく、それをヒントにできあがった料理である。バンコクにやって来てからムーガタという呼び方が定着した。

 地方では肉と野菜のセットで売るケースが多く、バンコクだけが食べ放題になっている。料金はひとり130バーツ前後からで、店によってはエビなどのシーフードを充実させているところもある。

 食べ放題店では肉や野菜は店舗中央の棚に乱雑に並べられており、それらを自分で取りに行く。他には、できあいの炒飯やタイ料理があったり、青パパイヤのサラダであるソムタムを客が自分で作るように調理器具が揃っている店もたまに見かける。

 鉄板は店によっては銅製などいろいろとあるが、共通しているのはどの店も炭火を使っている点だ。スープあるいは湯を鉄板の縁に注ぎ込み、野菜などを煮ながら食べる。

 大衆食堂なので、ステージを用意して生バンドが歌ったり、客がカラオケを歌えるようになっている場合もある。ガヤガヤと楽しみながら食べるのがムーガタを食べる作法のようであった。
【執筆 : 高田胤臣】

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