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【ベトナム】日本―ベトナム路線の需要拡大ー新制服のアオザイも好評

Global News Asia / 2015年9月3日 18時30分

この夏、15年ぶりにCAのユニフォームを一新したベトナム航空(撮影 協力・ベトナム航空)

 2015年9月3日、日本からベトナムへの観光客や進出企業の増加で、日本―ベトナム間の航空利用客が増えている。成田発ハノイ行のベトナム航空311便は今日も満席だ。

 近代建築と歴史ある街並みが混ざるエキゾチックな風景や、様々な国の伝統がミックスされた料理が人気の要因で、滞在型ツアーの利用者が多い。

 また、中国プラス1として、日系工場が増えてきたが、中国での製造拠点を縮小し、ベトナムを始めとしたASEANに生産拠点を移そうとの動きが活発化していることも背景の一つだ。

 ベトナム航空のCAになって4年目の佐々木美希さん(27)は「ベトナムは親日家が多く、凄くフレンドリーな国です。機内で日本のお客様とベトナムのお客様のコミュニケーションの架け橋として、お手伝いさせていただく事にやりがいと喜びを感じます。エコノミークラスでは、ポークの唐揚げとチャーハンがお客様に好評です。新しくなったアオザイの新制服は、デザインや色も気にいっています」と笑顔で話した。

 鮮やかなグリーンとイエロー(パーサー用)の2種類。制服のアオザイは既製服ではなく20カ所以上を採寸して作る完全オーダーメイド。

 アオザイはベトナムの正装で、伝統的な民族衣装として1700年頃に発祥したと言われていている。元々は、白のアオザイが基本で、最近では、デザイナーズ・アオザイとして、カラフルな色を使ったものも出ている。CAのアオザイ制服でのサービスを見て、動きやすく綺麗なシルエットが気に入り、ベトナムでアオザイを仕立てる観光客も増えてきた。

 ベトナム航空は、東京(成田)・大阪・名古屋・福岡から、ハノイ・ホーチミン。東京(羽田)から、ハノイ。東京(成田)から、ダナンへ直行便を飛ばしている。
【執筆/撮影 : 安麻比呂】

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