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【カンボジア】シェムリアップにも日本人経営の飲食店が増加中

Global News Asia / 2015年9月8日 17時0分

「大将」の店主、中保氏。日本の福井県でも同名の焼き鳥屋を営んでいる。(西尾康晴 撮影)

 2015年9月8日、カンボジアのシェムリアップといえばアンコールワットに代表されるアンコール遺跡で有名な観光名所。1992年にユネスコの世界遺産に登録され、年間350万人超と言われる観光業を支えるカンボジアの重要観光資源の1つだ。

 アンコール遺跡を訪れるにはシェムリアップで宿泊する観光客がほとんど。そしてこの街にはおよそ500人の日本人が在住していると言われている。

 その影響もあり、ここ2~3年で日本食店が急激に増えているが、日本食ブームが起こって久しい隣国タイのバンコクの様には、まだまだいかない。シェムリアップで日本食店を営む焼鳥屋「大将」店主の中保氏に話を聞いた。

「日本の焼鳥に近い品を価格を抑えて提供したいと考えていますが、シェムリアップで日本食の食材を低価格で仕入れることは難しい。毎月バンコクを訪れ、食材や調味料などを大量に購入しています。バンコクにはすでに多くの日本食店が出店していることもあり、シェムリアップよりも品質の良い食材を安く揃えることができるからです」

 中保氏はそれらを持って陸路でカンボジアに入国。カンボジアのポイペトからさらに陸路でシェムリアップまで運んでいる。

 海外で活躍する日本人が増えているが、その先駆者たちは、こういった地道な努力を積み重ねて、市場を切り開いている。シェムリアップにも日本食ブームが来る日を期待したい。

 シェムリアップは、外国人観光客の伸び率がアジア・トップで、各国料理の新規開店も多い激戦区。日本の料理のクオリティを世界に発信するクールジャパン戦略としても重要な地域だ。
【執筆 : 西尾康晴】

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