【タイ】列車内で少女を強姦殺人遺棄した男に死刑

バンコクのフワランポーン駅で出発を待つ東北部ノンカーイ行き列車

　2015年9月15日、タイ南部フアヒン高等裁判所はこのほど、昨年7月にタイ国鉄南部線車内で少女を強姦した上で殺した当時車掌だった男(23才)に死刑判決を言い渡した。

　事件は昨年7月にタイ南部プラチュアッブキーリカン県の線路脇で少女の遺体が発見されたことで発覚。当時、車掌だった23才の男がバンコクで逮捕されたもの。

　当時、タイ国中が騒然となり、タイ国鉄はこの事件の後、車内でのアルコール販売を禁止し、女性専用車両を設置している。また、タイの鉄道旅行における楽しみの一つを奪った事件として、在住日本人の間でも当時多く話題にのぼった。

　男は、事件当時13才の少女を車内で強姦。騒がれたため、そのまま殺害し、窓から遺棄した上、バッグからiPhoneを盗みバンコクで売っていた。

　判決にあたって、フアヒン高等裁判所は男の罪状について、昨年9月に出されていた地方裁判所の判決を支持。全ての罪状について認めた。15才未満の少女への強姦と殺人。そして窃盗と遺体遺棄だ。

　当時、男が所属していたタイ国鉄は事件後、遺族に対して850万バーツ(約2800万円)を葬儀代として補償していた。

　なお、男が控訴するかどうかは報道されていない。

【翻訳/編集 : そむちゃい吉田】