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【バンコク爆弾テロ】犯行の引き金は「ウイグル族109人の中国強制送還」ータイ警察

Global News Asia / 2015年9月16日 10時0分

爆破事件のあったエラワン祠。

 2015年9月15日、タイメディアによると、バンコク爆弾テロ事件の引き金は、7月にタイ政府がウイグル族109人を中国に強制送還させたことだったと、タイ警察のソムヨット長官が言明した。

 ソムヨット長官は、爆弾テロの犯行グループは、中国のウイグル族をタイ経由でトルコに密航させる違法ビジネスを行っていた。タイが、密入国者の摘発を法令を遵守し、取り締まりを強化したことで、犯行グループのビジネスが立ち行かなくなり、タイが恨みの標的になってしまった。

 タイ政府が、ウイグル族109人を7月に中国に強制送還したことへの抗議行動として、トルコのタイ領事館襲撃事件おき、今回のバンコク爆弾テロ事件が発生したとの見方を示した。

 国際人権団体は迫害の恐れがあると、タイ政府が難民として受け入れず強制送還したことを強く非難していた。中国では「ウイグル族はイスラム教徒のテロリスト」とされ、新疆ウイグル自治区では、以前は95%を占めていたウイグル族が、今では45%まで減少している。漢民族との対立が続いており、中国での生活をあきらめトルコに向かう人が多い。
【編集 : MM】

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