バンコク爆弾テロから1カ月―中国の深い闇・ウイグル族強制送還、国際人身売買組織犯行説も

Global News Asia / 2015年9月17日 23時30分

爆破事件のあったエラワン祠。

 2015年9月17日、バンコク爆弾テロから1カ月がたった。タイメディアによると、これまでにバンコク爆弾テロ事件の引き金は、7月にタイ政府がウイグル族109人を中国に強制送還させたことだったと、タイ警察のソムヨット長官が言明した。

 タイ警察のソムヨット長官は、爆弾テロの犯行グループは、中国のウイグル族をタイ経由でトルコに密航させる違法ビジネスを行っていた。タイが、密入国者の摘発を法令を遵守し、取り締まりを強化したことで、犯行グループのビジネスが立ち行かなくなり、タイが恨みの標的になってしまった。このグループは人身売買ビジネスに関与していたとの疑惑もある。

 タイの警察は、密入国を斡旋する国際的な人身売買組織が関与しての犯行ではないかとの見方も示しているが、プラユット首相は、国際的な人身売買組織による犯行ではないと強く否定している。

 タイ政府が、ウイグル族109人を7月に中国に強制送還したことへの抗議行動として、トルコのタイ領事館襲撃事件がおき、今回のバンコク爆弾テロ事件が発生したとの見方は強い。中国に強制送還させられた109人が中国でどのような状況に置かれているのか詳細な情報は掴めていない。中国の闇は深い。

 国際人権団体は迫害の恐れがあると、タイ政府が難民として受け入れず強制送還したことを強く非難していた。中国では「ウイグル族はイスラム教徒のテロリスト」とされ、新疆ウイグル自治区では、以前は95%を占めていたウイグル族が、今では45%まで減少している。漢民族との対立が続いており、中国での生活をあきらめトルコに向かう人が多い。
【編集 : MM】

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング