実は日本人も、空港以外の街中免税店が利用できる！

　注意点は、免税で買い物すると家電量販店などのポイント還元がされなくなる。つまり、8％の免税か、ポイント還元かの選択が必要となる。だが消費税の免税に加え、店によっては、外国発行のクレジットカードで決済するとさらに5％還元などもあるので、組み合わせると量販店のポイント還元を上回ることもある。

　全国1万店を超える「セブン-イレブン」でも昨年から免税対応店が急増しているが、免税対象金額(消耗品5000円から)は、コンビニで買い物する金額としては、ややハードルが高い。

　外務省の2013年10月1日付統計による在外日本人は約125万人とのことなので、対象日本人は全人口の約1％となる。

　しかし上記の通り、まだまだ店ごとで対応が異なっており、厳密なパスポート確認もしていないため、実際に免税を受けられる日本人はもっと多いと推測される。免税を受けたい人は、直接、自分が免税対象者なのか確認してみるといいかもしれない。
【執筆 : 我妻伊都】