ミャンマーとの国境にある結核センター拡張計画を支援ー在タイ日本国大使館
Global News Asia / 2015年9月30日 13時30分
2015年9月28日、 在タイ日本国大使館は、草の根・人間の安全保障無償資金協力で、タイ-ミャンマー国境のターク県にある「結核センター拡張計画」の費用2,381,800タイバーツ(約800万円)の支援を行なった。
ターク県メーラーマート郡のワンパー結核センターでの引き渡し式には、吉野大輔二等書記官、マヒドン大学熱帯医学部マヒドン=オックスフォード熱帯医学研究所ショクロマラリア研究所代表のフランソワ・ノステン所長の他、医療関係者らが多数参加した。
タイ-ミャンマー国境地域のショクロマラリア研究所は、2009年に、人口の流動性が最も高いターク県で結核患者が増加している状況に対応するため、結核医療プログラムを開始し、2013年にワンパー結核センターを設立した。
高額の薬剤と長期の観察治療が必要な、多剤耐性結核患者を受け入れることができる同センターでは、貧困によりミャンマー国内で医療を受けられない人、タイ国内に居住するミャンマー人移民労働者を中心に、外部の医療機関からも多くの患者を無償で治療しており、入院患者の受け入れ可能人数を超過していた。こうしたことから、適切な治療が出来ず国境付近全体で多剤耐性結核が蔓延する危険も潜んでいる。
こうした状況を改善するため、同センターを拡張し、患者の入院棟や診察室、救急救命室、太陽光発電システム等を整備し、地域内で増加傾向をたどる結核の感染を未然に防ぐとともに、カウンセリングルームやキッチン、多目的建物等を整備し、結核患者の精神的な健康にも配慮する。
【編集 : 朝日音然】
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