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【タイ】日本人にはちょっとNG? な寿司の屋台

Global News Asia / 2015年9月30日 11時0分

屋台で売られる寿司。炎天下の中で置かれているので、日本人にはやや不安があるだろう。(高田胤臣 撮影)

 2015年9月30日、タイは食べ物が豊富なので果物や菓子、めん類、ご飯ものと様々な食べ物屋台が街を賑わせている。

 昨今はタイ料理だけでなくケバブやハンバーガーなど外国の料理も登場している。その流れの中では和食ブームのタイで日本風の食べ物を売る屋台が現れたことは当然でもある。

 本物を知っている日本人にとってはちょっと笑ってしまうものもある。中でも眉をひそめてしまうのは寿司屋台だ。

 小さめの寿司を盆に並べ、個数に応じて料金を払う。大体1貫10~15バーツ程度の値段設定で、高くもなく安くもない。しかし、問題は値段ではない。

 タイはご存知のように通年気温が高い。そもそも管理が難しい上に、タイ人には鮮魚の扱い方を知らない人が多い。屋台によっては寿司を炎天下に延々と晒したまま販売を続けている有様だ。また、バンコクは渋滞がひどいので空気が悪く、その環境も不安になる。

 多くの店で品揃えはマグロ、サーモン、タコ、エビ、うなぎ、たまご、エビコ、メカブ、カニカマ、しめ鯖など。タイ人が好むネタに特化しているようだ。

 購入すると醤油パックと容器に入ったわさびがもらえる。タイ人はわさびの辛さが苦手なので、基本的にサビ抜きになっている。試食してみると思ったよりも魚は悪くないようだが、飯が酢飯ではなかった。そして醤油は甘口だった。

 大昔は日本も寿司は屋台で売られていたと聞く。タイで寿司が原点回帰したのかもしれないが、日本人としては専門店で食べたいのが心情だろう。

 バンコクは日本人寿司職人常駐の飲食店も少なくないし、回転寿司の「平禄寿司」も出店済みである。タイで寿司を食べたくなったらそういったところで食べる事をお勧めする。
【執筆 : 高田胤臣】

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