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【タイ】屋台で見かけるタコ無「タコ焼き」?

Global News Asia / 2015年10月1日 11時0分

タイ人が作るタイ人のためのたこ焼きはあくまでも「日本風」。ソースは甘過ぎで、正直おいしくなかった。(高田胤臣撮 影)

 2015年10月1日、タイ人がタイ人向けに開いているたこ焼きの屋台を体験したのでレポートする。

 タイの屋台はバリエーションがたくさんあり、タイ料理だけでなく西洋料理、中華料理なども楽しめる。その中でも「日本風」のものも増えており、クレープやたい焼きなどのスイーツをはじめ、とんかつや親子丼、弁当なども出始めている。

 しかし、これらはあくまで「日本風」でしかない。タイ人向けの屋台なのでタイ人が好む味つけになっていることがほとんどだし、そもそも本物を食べたことがないのであろうタイ人調理師が作っているので、親子丼や豚丼にしたってあくまでも「日本風」でしかない。旅行の土産話にはもってこいかもしれないが、日本料理を食べたくて訪れるとがっかりするだろう。

 そんな中で、たこ焼き屋台に出会った。実はタイには和食ブームの初期もしくはそれ以前からたこ焼き屋台は散見されている。たこ焼きを焼く鉄板に似た装置で作るココナッツのタイ菓子「カノムクロック」があったことから、恐らくタイ人も興味を持ったのかもしれない。しかし、これもまた「日本風」でしかなかった。

 というのは、タイではたこをあまり食べないため、中に入れるのは鶏肉やカニカマ、店によってはイカなどになっているのだ。

 最近はたこを用意する店も増えてきたが、この偽物な雰囲気は拭えないままになっている。しかも、ソースもタイ人好みになっているため非常に甘く、なんだか不思議な味になってしまっている。外がカリカリ、中がトロトロも知らないので、あまりおいしいものではなかった。

 タイには日本のたこ焼きチェーン店「銀だこ」が進出しているので、たこ焼きはそちらで食べたいものである。店舗数もバンコク内で増えてきているので、本物の味が浸透すればいつかはタイの屋台で買うたこ焼きもおいしくなるだろう。
【執筆 : 高田胤臣】

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