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【タイ】おもてなしの心、観光客まで届かず残念! 充実するWi-Fi環境・配慮不足

Global News Asia / 2015年10月6日 17時0分

無料Wi-Fiサービスが提供された都内とドンムアン空港を結ぶエアポートバス。タイ語がわかる人しか使えない仕様になっている。

 2015年10月6日、今年の観光客招致2800万人を掲げるタイ。観光客向けのネット環境も、無料Wi-Fiが充実して来ている。しかし、そこにはタイらしい落とし穴がボッカリと開いていた。

 今や観光客にとってネット環境は必須。ましてや外国人にとっては無くてはならないものだ。それはタイでも認識されており、政府の奨励もあってか、ほとんどのホテルが無料で提供している。

 また、タイ国内線LCCのノックエアーが、飛行中の機内で無料WiFiサービスを始めたほか、バンコクの都営バスにも導入が進んでいる。

 しかし、華々しくFree Wi-Fiと告知しているものの、ログイン画面はすへてタイ語。これでは、外国人は勘を頼りにやるしかない。

 それだけならまだ良かったのだか、パスワードが携帯電話のショートメッセージで送られてくる。プリペイドSIMが簡単に買えるタイとはいえ、観光客にここまでの手間をかけさせるには、何か意図があるのだろうか。

 タイの公共サービスは、得てして利用者の利便性を考えていない事が多い。空港と都内を結ぶ鉄道エアポートリンクも、開業当時、鳴り物入りでオープンしたマッカサン駅のチェックインカウンターも、利用者が皆無である事から、やっと廃止になる。

 しかし、観光立国として培ったノウハウがあればこそ、提供しようという姿勢は評価できるし、今後にも期待したい。
【執筆 : そむちゃい吉田】

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