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【タイ】ドライブレコーダーをつける車が増えているタイー一番人気は中国製

Global News Asia / 2015年10月7日 11時0分

正面のみを撮影するタイプで、電源はシガーソケットからなので、取りつけも難しくない。(高田胤臣 撮影)

 2015年10月7日、タイでも運転中に前方の様子を録画するドライブレコーダーを装備する車が増えている。上級車種の場合はメーカーが標準装備として搭載していることもあるが、それ以外の車は自分でドライブレコーダーを購入し装着する。

 タイは日本よりも交通事故件数がかなり多い。運転マナーの悪さ、道路環境の劣悪さなどもあり、ドライバー本人が、安全運転をどんなに心がけていても、ぶつけられる可能性も高く、避けられない事故も少なくない。

 また、警察や保険会社立ち会いのもとでの現場検証や事情聴取で、虚偽の申告をする者も多い。そのため、自衛のためのドライブレコーダーは必須の状況だ。それほどタイでは運転環境が悪いのだ。カメラの価格がかなり下がった事で、ドライブレコーダーを装備する車が増えた。

 以前、タイのニュース番組で、嫌がらせ運転をした上にドライバーを脅した会社員を、ドライブレコーダーの記録映像から罰金を課し、ネットなどで話題になったことから勤務先が解雇したというニュースも流れた。こういった悪質な人物からも身を守るために、カメラは必須の時代に入っている。

 タイではドライブレコーダーはカーディーラーやデパートのIT用品売り場、カー用品売り場で購入できる。タイ製のものはあまり見かけず、日本や欧米から入ってきたものも一部あるが、中国製が安くて人気がある。安いものでは2000バーツ(約6500円)以下からラインナップが揃っている。

 エンドレスに録画ができパソコンでも確認できる、グレードとしては下か中級くらいのものがよく売れているという。上級モデルはGPSで位置情報も記録できるが、タイではまだそこまでのスペックは求められていないようだ。
【執筆 : 高田胤臣】

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