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外国人に親切な日本人が好きな、キルギスからの留学生「笹川科学研究奨励賞」受賞ー日本財団

Global News Asia / 2015年10月8日 11時50分

―――日本科学協会で受賞した論文はどんな内容ですか。

 キルギスの温泉に焦点を当て、ソ連時代の利用法とソ連崩壊後の利用法がどう変わったかを明らかにしたものです。ソ連時代には、温泉は労働で成果を上げた人しか行けなかったうえ、温泉施設へのバウチャー(引換券)の割当てはソ連の首都モスクワで行われていた。つまり、国家が観光までコントロールしていたのです。ところが、ソ連崩壊後、市場経済化が進み、お金を払えば誰でも温泉へいけるようになったのです。

―――日本の温泉へ行きましたか。

 立教大に入ったころ、草津や有馬の温泉に連れて行ってもらいました。友人とおしゃべりしながら、リラックスできるのが好きです。日本の温泉は楽しむためにあり、そういう楽しみ方は日本に来て始めて知りました。

―――キルギスの温泉はどう変わりましたか。

 一般の人も温泉を利用するようになり、ホテルがどんどん増えています。とくに、キルギス最大の湖イシク・クル湖(熱い湖の意)周辺の温泉には外国人観光客がたくさん来ています。観光会社は今、ヘルス・ツーリズムや医療ツーリズムを目指しており、様変わりしています。

―――将来、何をしたいですか。

 中央アジアを研究する学者になりたい。それに、キルギスの観光発展に貢献するのが夢ですね。日本は暮らしやすく、日本人は外国人にとても親切なので大好きです。もっとも私たちキルギス人は日本人に瓜二つといわれていて、あまり外国人に見られませんけど。

 日本科学協会は、科学研究助成対象者となった若手研究者の励みとなるよう、平成19年度から「笹川科学研究奨励賞」を創設し、7つの研究領域で毎年受賞者を表彰している。
【出典 : 日本財団ブログ「ソーシャルイノベーション探訪」】


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