【タイ】日本各地の郷土料理店、県人会の定例会場にもーバンコク

秩父料理で知られる「ふるさと」の秩父野菜の天ぷら。写真は秩父きのこの天ぷらとセットになったもの。(高田胤臣 撮影)

　2015年10月8日、和食ブームのバンコクは様々な日本料理店が乱立する状態にある。時折、郷土料理店も見受けられ、店主もその県の出身者であることが多い。

　在タイ日本人者数が日本外務省発表で6万人を超えており、県人会なども多数発足されている。そういった県人会はその県の郷土料理店で開催されることも多く、地元出身者も認める郷土料理店も少なくない。日本でもなかなか味わうことのできない料理を楽しむことができるので、在タイ日本人に好評である。

　例えば、スクムビット通りソイ33の中ほど、日本料理店が軒を連ねるエリアにある居酒屋「ふるさと」などは、日本でもあまり耳にしない埼玉県秩父の料理を提供している。

　秩父野菜ときのこの天ぷらが人気で、他にも秩父味噌ポテトなど、秩父と銘打ったたくさんの料理を提供している。当日のオススメ料理もホワイトボードに隙間なく書かれており、埼玉県人はもとより、バンコク在住の日本人から支持されている。

　異国の地で日本各地の郷土料理を舌鼓。これも新しい楽しみ方かもしれない。
【執筆 : 高田胤臣】