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【タイ】辛くないタイ料理 タイ風焼きそば「パッタイ」

Global News Asia / 2015年10月16日 17時0分

大きなエビと薄焼き卵に包まれたパッタイ。「ホイトート・チャウレー」など持ち帰り可能な店もあるが、できれば店で熱々を食べたい(高田胤臣 撮影)

 2015年10月16日、タイ料理をあまりよく知らない人の中には「タイ料理はすべてが辛い」と思っている人も多いことだろう。しかし、実際には辛くない料理が半分以上で、特に麺料理においては辛いものは少ない。

 そんなタイの麺類料理の中で日本人に人気なのが「パッタイ」である。米粉からできた麺を炒めた料理だ。この麺は一般的なクイッティアオと呼ばれるものとほぼ同じだが、専門店などではパッタイ用のやや太い麺を使っている。パッタイのパッ(正確にはパット)は炒めるという意味で、直訳すれば「タイ炒め」だ。まさにタイを代表する麺類と言っていいかもしれない。

 なぜこの麺類が日本人に人気なのかというと、辛くないこと、食感がいいこと、それからエビなどシーフードがたっぷりなことなどが挙げられる。また、多くのタイ料理店に置いてあり、リーズナブルな店も人気の理由だろう。

 そんなパッタイが有名な店はバンコク都内にたくさんある。安宿街で有名なカオサン通りの近くがタイ人には有名だが、日本人によく知られているのはBTSトンロー駅近く、トンロー通りにある「ホイトート・チャウレー」だ。ここは日本人が多く住むエリアの一角で、CNNによる2012世界ランキングで5位に輝いたパッタイが食べられる。この店では、パッタイを薄焼き卵に包んでいたり、エビが大きいかったりと、値段に対してのお得感とゴージャスさで人気だ。

 店名のホイトートは牡蠣の炒めもののことで、タイではホイトートの専門店はイコールでパッタイの専門店でもある。

 タイのいたる所で手軽に食することができるパッタイ。タイに来た際にはぜひ本場の味を食してみてもらいたい。
【執筆 : 高田胤臣】

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