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【タイ】上映禁止解除も検閲で物議をかもした映画が公開1位 その内容とは…

Global News Asia / 2015年10月20日 11時0分

映画アーバットの1シーン。僧侶が女性に触れる事は、例え不注意であっても許されない。

 2015年10月20日、先週末から公開されたタイ映画「アーバット」。僧侶の隠された実態を暴く内容が公開前から話題となり、当局が一時上映禁止を示唆。その後、内容から不適切な部分として約2分間をカットしたものが公開され、先週末1位の興行成績をあげた。

 アーバットとは、罪業という意味を持つ通りこの映画は若いタイ人僧侶が出家した後も、女性との交遊や飲酒などをしたり、寺院の裏側の実態を暴くという仏教国タイでは衝撃的なストーリーになっている。

 一般的なタイ人は、信心深いもののこうした寺院の実態には、見て見ぬ振りをすることが多い。

 仏教そのものの冒涜だという理由で、この作品の上映禁止を強く要求したのが、タイ仏教会だった。しかし、時として隠し切れないことが事件となって顔を出す事があるようで、映画の興行成績1位が発表されたこの日、僧侶の御乱行がニュースとして報じられた。

 報道によるとタイ東北部ナコン・ラチャシマー県内の僧侶二人が、女性を含む仲間数人と酒を飲んだ挙げ句に交通事故を起こしたというもの。この二人は、すぐに僧籍を剥奪された。

 タイでは、男性は成人後に一度は出家する事がしきたりになっている。現国王も出家した経歴を持つ。僧侶は300以上とも言われる厳しい戒律を守りながら、自らを修養しているとして、尊敬を集めている。

 しかし、その戒律を守らなかったものへの処罰も厳しい。僧侶がむやみに戒律を破る事は犯罪としても検挙され、服役を科される。

 また食べるに困った時に出家するものもいるが、アル中や薬物中毒など素行が悪い場合は、断られることも少なくない。
【翻訳/編集 : KK】

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