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【タイ】中国人のお客様の笑顔の為に、カメラマン撮影技術の研鑽が必須ーパタヤビーチ

Global News Asia / 2015年10月22日 20時15分

沖合のラン島から、パタヤビーチに戻った中国人観光客。ビーチでは、記念写真の販売が行なわれる。(2015年10月21日午後撮影)

 2015年10月21日、ビーチリゾート・パタヤは、多くの観光客で賑わっている。何といっても、一番のお得意様は中国人観光客だ。

 パッケージ旅行には、沖合のラン島での海水浴が組み込まれており、ラン島への途中の海上で、パラセーリングを楽しむ。パラセーリングで空中に浮かんだ写真を中心に、パタヤビーチでは記念写真の販売が行なわれている。価格は1枚100~200タイバーツ(約350~700円)。

 中国人は、帰国後に旅行での出来事を自慢げに話す人が多く、そのアイテムとして写真は重要な位置を占めている。その自慢話に必要だと感じてもらえる写真でないと、買ってもらえない。

 ほとんどの中国人は、高性能なデジタルカメラを携行しており、10年前であれば、自分の姿が写っているだけで喜んで写真を買ってくれたが、今では写真そのもののクオリティが求められるためカメラマンの技術が重要になった。

 ビーチで写真販売をしているAWさんによると「フルサイズの一眼レフカメラに望遠レンズを付けて撮影しています。良い表情の写真でないと購入率が下がるため、真剣勝負です。これまで一番多い日には200枚以上売れたこともありました。背景が晴天の青空だと購入率は伸びますが、暗い曇り空だと売れ行きは大きく下がってしまいます」と話す。

 旅行の感想などをSNSで情報発信する人が多いのが中国人の特徴で、口コミの影響は絶大だ。パタヤのパラセーリングの写真の出来は「最高だ!」と書き込んでもらえるよう、撮影技術の研鑽が欠かせない。

【編集 : FX】

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