【タイ】運輸相が航空機整備基準監査への合格に自信

日本への路線拡大が期待されるタイエアアジア(資料写真)

　2015年10月24日、タイの報道によると、アーコム・タームピタヤ運輸相が今月26日から28日に実施される予定の航空機整備安全基準に対する米国連邦航空局の監査に合格するだろうとの自信を見せた。

　現在、タイ国内で整備点検されている航空機の運行に関しては、国際的な安全基準に達していないとして、その内容について警告を受けている。その為、日本などへの新規乗入れが制限されるなど条件付きで運行を許されている。

　来週26日から28日にかけて米国連邦航空局による安全基準監査が行われる事になっており、運輸相はその合格についての自信を表明したもの。

　現在タイ航空局ではこれまで、タイ空軍などから国際的な資格を持つ整備士をリクルートするなどして、状況の改善に努めている。今後も短期長期を問わずに人材の補充を行い、状況の維持改善に務めるとしている。

　今回、国際安全基準のチェックにパスすれば、現在運行が止まっているタイエアアジアによる札幌便の復活やノックスクートによる新規路線就航にも期待できるだろう。
【翻訳/編集 : KK】