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【タイ】IDカードで買い物決済できる。E-システム導入へ

Global News Asia / 2015年10月27日 12時0分

タイのIDカードはすでにICチップ装着済み。銀行口座とのリンクさえ設定すれば、すぐにでもデビッドカードとして機能するようになっている。(資料写真)

 2015年10月27日、日本ではマイナンバーがやっと届き始めたが、タイでは、IDカードで20バーツ以上の買い物の決済が出来るようになる、E-システムが来月からタイ全土で導入が開始されるという。

 タイは、以前から15才になると身分証として、IDカードの所持が義務付けられている。現在はICチップが組み込まれており、端末とネットワークとのリンクさえ出来れば、銀行口座、携帯番号、Eメールなどの情報が全て登録することができる。銀行とのネットワークを利用して、IDカードで20バーツ以上の買い物に使えるようにするもの。

 さらに企業にとっても、顧客データの収集と言うメリットが生まれるが、当然、政府への登録が義務になる。さらに、商取引がそのまま税務局へと送られることになる。

 また、低所得者層には公共交通の無料サービスを受けやすくなるとも説明している。またE-システムでの購入歴などから、付加価値税としていくら納税したのかも一目瞭然になると加えた。

 政府のロードマッップでは、2020年までに50から60%の普及率を目指し、キャッシュレス社会を目指したい考え。

 政府はこのE-システム導入に付いて、アセアン統合に向けて先進国と同等の税制システムを整えるためだとしている。しかし、徴税という点で一番このシステムを推し進めたいと思われる。つまりタイでは当たり前になっている現金取引での二重帳簿を撲滅し、取りはぐれを無くしたいのだ。

 しかし、企業に取ってごまかしの効かないシステムであり、特に中小企業や商店には大きな影響があることから、政府の思惑通りに運ぶか疑問視する専門家もいる。
【翻訳/編集 : KK】

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