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【南シナ海】米イージス艦が中国造成人工島の12カイリ内を航行―ASEAN各国に温度差広がる

Global News Asia / 2015年11月3日 14時17分

被害に遭うベトナム漁船。

 2015年11月3日、今日から2日間の予定で、ASEAN国防相会議がマレーシアで始まった。中国けん制のため、米イージス艦が中国の造成した人工島の12カイリ内を航行したことについて、周辺国の温度差は様々だ。

 マレーシアメディアによると、中国が南シナ海で行っている一連の行動について、ASEAN各国とも不快感を持っている点では一致しているが、中国からの経済支援や、経済の依存度の大きい国ほど、中国を正面から非難することに恐れを抱いているようだ。特に高速鉄道を政府無保証で建設することが決まったインドネシアは、この問題については消極的だ。

 フィリピン、ベトナムは、ASEANとして、中国の一連の行動に歯止めをかけたいという意識が強いが、なかなか足並みはそろわず、歯がゆさを隠せない。

 米イージス艦が中国造成人工島の12カイリ内を3カ月に2度以上継続して航行すると伝えられているが、現実問題として、造成中止に持ち込むプロセスについては期待が薄い。

 中国は、南シナ海の大部分を自国の領海と主張し、人工島に滑走路を完成させるなど、着々と準備を進めており、周辺国は中国独自の論理展開に閉口しており、巨大大国・中国のパワーで押し切られてしまう恐れは拭えない。
【編集 : FX】

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