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【タイ】交通事故による死者数が世界第2位

Global News Asia / 2015年11月8日 11時0分

世界的に悪名高い渋滞のバンコク。こうした渋滞の中では大きな事故は少ないが、出会い頭の接触など小さな事故は日常的だ。(資料写真)

 2015年11月8日、世界保健機構(WHO)がまとめた交通事故死者に関するレポートで、タイは人口10万人あたりの死亡者数が世界で2番目に多い事がわかった。

 レポートの中で、タイでは人口10万人あたり36.2人が死亡しており2番目に高い水準。1位はリビアで73.4人。3位はレソト33.7人だった。

 WHOは、タイの道路交通事情について、道路の保全管理、車両の整備基準、道路交通法規の執行などが不十分と指摘している。

 かねてより、タイでは飲酒運転による交通事故やバイクでのヘルメット未着用走行などが問題とされて久しい。様々なキャンペーンや取締り強化も行われているが、目に見える成果は上がっていない。

 さらには、統計上表れていない事故も多数あると見られており、実際にの数値は1.5から2倍になると言われている。

 また、近隣のアセアン諸国ではベトナム24.5人。マレーシア24人。ミャンマー20.3人。カンボジア17.4人。インドネアシア15.3人。フィリピン10.5人だった。ちなみに日本は4.7人で先進国ではフランスの5.1人、米国10.6人を下回った。
【翻訳/編集 : KK】

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