【シンガポール】ヘルシーフードの政府認定ロゴー認知度向上ー背景にメディセーブ
Global News Asia / 2015年11月11日 11時40分
2015年11月11日、シンガポール政府は2009年から脂肪分、カロリー、糖分が低い食品や高繊維質の食品など、健康に良い食品(60カテゴリー、約2,600商品)について、他の商品との差別化を図るため「Healthier Choice Symbols」というロゴを付与するようになった。
近年の政府の調査によると、10人中7人がロゴを認識し、69%が商品を選ぶ時の参考にしていると答えるほど浸透している。
また、学校の食堂やフードコートでの取り扱いも増加。シンガポール人が頻繁に利用する屋台村「ホーカー」でも、ロゴを付与された店が出てきている。政府は2020年までに25%の商品に「Healthier Choice Symbols」の付与を検討している。
健康志向が高まるシンガポールでは、オーガニックフードに次ぐ、ヘルスコンシャスフードになるのではないかと、注目を集めている。
背景としては、シンガポールでは「メディセーブ」という医療費の積み立てが義務づけられており、医療費が発生した場合は個人の口座から引き落とされる。
「メディセーブ」用の口座は高金利・非課税となっており医療費を抑えることはそのまま貯蓄へとつながるため、国民の健康への意識は高いが、肥満率は高いのが現状だ。しかし、政府の取り組みや欧米諸国の健康志向の高まりによって、外食中心であった食生活から家庭食に切り替える人も増えている。食の意識が高い消費者向けに、商品パッケージ裏の栄養素や減塩、低糖、低トランス脂肪酸などの詳細を見ることなく、一目でヘルシーフードだと分かるロゴは確実に国民の生活に浸透し始めている。
【写真提供・出典 : TNCアジアトレンド総研】
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