【タイ】バンコク郊外の商業施設がタイらしくおもしろい
Global News Asia / 2015年12月26日 9時0分
2015年12月24日、景気のいいタイでは、バンコクだけでなく地方都市でも大きな商業施設が進出、開業している。地方の場合は主にモール・グループやセントラル・グループなどの大きなデパート経営体が進出している。しかし、タイの商業施設はこの2大グループ以外にも存在している。
その中で昔からある商業施設で有名なのは、バンコクの東側にある通りシーナカリン通りにある「シーコンスクエア」だろう。中流階級向けとされるデパート「ロビンソン」やスーパーの「テスコ・ロータス」なども入居し、連日たくさんの人で賑わっている。
タイの商業施設は吹き抜けが多用されており、その1階で様々なイベントが開催される。「シーコンスクエア」はバンコク中心地にあるデパートとは違い、階層は高くないが縦に長い建物になっている。そのためイベントスペースの面積がかなり広い。それにより開催されるイベントも大きなものが多くなり、例えば毎年チアリーディングの大会が開催されたり、各種ファッションショー、様々な製品の即売会、各シーズンのセールなどが行われる。2015年の後半に行われた行事には犬のコンテストであるドッグショーや、工業系の学生が技術を競うロボットコンテストなどが行われている。
飲食店も充実しており、和食店も近年は増加した。牛丼の「すき家」はタイ1号店を2011年5月、ここに登場させている。また、うどんで有名な「丸亀製麺」も最近になって支店ができた。大衆向けにフードコートもあり、ここはほかの場所で実績のある飲食店しか出店できないらしく、どれもおいしい店になっている。
子ども向けに屋内遊園地「ヨーヨーランド」もあり、昭和の匂いのする雰囲気が在住日本人にも人気で、日本人の姿がちらほら見受けられる。
ファッション関係だとブランド店も多いが、無名の店舗が多数並ぶ、雑多な雰囲気のフロアもあり、とにかくタイらしさが感じられてバンコク中心の高級デパートなどとは違ったおもしろさがあった。また、この建物の裏手にはタイ人に人気になっているレトロな雰囲気のナイトマーケット「タラートロットファイ」がある。昼間から夜まで楽しめるのがこの周辺の魅力だ。
【執筆 : 高田胤臣】
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