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【タイ】日本の100円ショップがタイでは60バーツ均一

Global News Asia / 2015年12月30日 9時0分

セントラルデパート・バンナー支店に入居するダイソーは店舗が大きく、アイテムが充実していた。(高田胤臣 撮影)

 2015年12月30日、日本では100円均一ショップの代名詞としても知られる「ダイソー」がタイにも進出して久しい。しかし、タイでは100円ではなく60バーツ、約207円になるので倍の値段になってしまう。

 タイのダイソーのメリットは、やはり日本人のセレクトである製品なので、かゆいところに手が届くような商品が手に入る点だ。日本でも同様だが、安いので粗悪なものもあるが、いいものは確かに安く手に入れることができるのはメリットだ。

 しかし、日本の倍以上の値段になるので、100円の感覚で5個手にすると、あっという間に1000円を超える値段になるのはやや厳しい。

 最近はこのダイソーを真似てか、タイ人向けのショップでも20バーツ均一などの店が登場している。そもそもタイは物価が安く、雑貨もかなり低価格で入手できる。そのため、元々ダイソーで売っていたものも、タイの一般的な市場に行けば安価で買うことはできる。タイにおいてはダイソーに大きなアドバンテージはないのかもしれない。

 タイ人向けの20バーツ均一ショップはかなり安くて、多くの客が入っている光景を目にするが、日本人にも向いているかというとそうでもない。というのは結局20バーツの品はその程度でしかない上に、チョイスがタイ人によるタイ人のためのものなので、ダイソーのようなかゆいところを掻いてくれることはない。

 タイのダイソーではタイ市場にないものを買うことがベストなのかと思う。例えば、食品は安い。味噌やニンニクのおろしチューブなどはなかなかほかでこの値段では買えないだろう。台所用品や洗濯用品も一部はダイソーが優れている。これまでこういった商品を買おうと思った場合、そこそこの出費の覚悟が必要だった。それが200円で手に入るのであれば安い。

 というわけで、タイの均一ショップの買いものは普通のスーパーなどでの買いものよりも、よりシビアに考えた方がいいのかもしれない。
【執筆 : 高田胤臣】

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