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【タイ】安い服をバンコクで探すならプラトゥーナーム市場

Global News Asia / 2016年1月5日 11時0分

「プラチナム・ファッションモール」は中流階層以下の若い人にとってのファッション最先端と言える。(高田胤臣 撮影)

 2016年1月5日、バンコクはタイの政情不安の一因になっているタークシン・チナワット元首相の政策のひとつで、個人ブランドが台頭している状況になっている。それまでは安かろう悪かろうだったタイの服飾の縫製技術も格段によくなり、個人デザイナーの個性豊かなデザインで魅力的な服が増えた。例えばTシャツにしても、かつては男性用と女性用の違いは単にサイズの違いでしかなかったが、昨今は女性向き男性向きでデザイン自体がまったく違うものになっている。

 こういった個人デザイナーの店はタイのファッション最先端であるサイアムスクエアやチャトチャック・ウィークエンドマーケット、BTSアソーク駅前のターミナル21などに多い。しかし、景気がいいことと商業施設の家賃高騰で単価もかなり上がっている。

 中流階級以下の一般市民はそういったところで服などを買うにはまだ所得が追いついておらず、安い店を常に探している状態にある。そこで昔から有名なのはタイ最大の服飾市場「プラトゥーナーム市場」である。日系デパートの伊勢丹の北に位置する市場で、安い服を販売する問屋が多数並び、一般客にも小売りしている。

 ただタイの場合、気温が常時高いので観光客が徒歩で見て回るにはやや厳しい。タイの若者たちもそちらに足を運ぶことを敬遠し始めており、現在はペッブリー通りに建つ「プラチナム・ファッションモール」に行くようになっている。これもエリア的にはプラトゥーナームに入るため、最近の若い人はこの施設の方をプラトゥーナームと呼ぶようにまでなった。

 6フロアで構成され、中には無数の服飾店や装飾店が並んでいる。値引き交渉もでき、また種類が豊富なので、郊外などで服飾店を開く人が仕入れに来るほどでもある。スーツケースを転がしながら1点買いを予算内でして、自分の小さな店で販売するという個人経営スタイルがバンコクに多い。シャツの絵柄や簡単なシャツの仕立てなども依頼できるので、運動会などのチームシャツを安く制作できる。

 例えばターミナル21などの個人デザイナーのシャツが300~1000バーツくらいとすれば、このプラチナムでは150~500バーツくらいとかなり安い。その代わり、デザインが外国人には向いていなかったり、縫製がよくないなどの問題はあるかと思う。

 伊勢丹などの商業施設のそばなので、観光がてらに足を運んでみてもいいだろう。

【執筆 : 高田胤臣】

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