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【タイ】フェリーの役目もする渡し船がバンコクの端で見られる

Global News Asia / 2016年1月3日 17時0分

数隻が同時運行され、およそ5分から10分おきに乗船できる。対岸までは所要10分くらいか。(高田胤臣 撮影)

 2016年1月3日、バンコク中心地から見て南側でチャオプラヤ川を渡るとプラプラデーンというエリアが現れる。ここはバンコクに隣接するサムットプラカン県のひとつの郡で、モン族が多い地域だとされる。そのため、4月のタイ旧正月は4月13~15日になのに対して、この地域は水かけ祭りが1週間遅れて開催される。

 この地域はプラプラデーン側、チャオプラヤ河を挟んだ対岸側も工業地帯になっており、たくさんの工場などが立ち並ぶ。また、この地域の住民の多くがいずれかの工場で働いていることもあって、今でも渡し船が活躍している。

 チャオプラヤ河沿いではどの地域でも渡し船が運航しているが、ここがほかと違うのは、大きな台船になっていて、フェリーとしてバイクや車も一緒に河を渡れるところだ。目の前には大きな橋が架かっているのだが、こちらは高速道路なので有料だし、出入り口にそれぞれ向かうと結局時間がかかってしまう。そのため、今でもこういった素早く渡れるフェリー型の渡し船が利用されているのだ。

 今にも沈没しそうな船にたくさんの車やバイクが載る風景は意外とおもしろい。このプラプラデーンの地域は古い建物も多く、街並みもバンコクとは少しだけ違うので、観光がてら足を運んでみてもらいたい。ただし、夜は治安が悪いので、昼間だけにすることが重要だ。

【執筆 : 高田胤臣】

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