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【ベトナム】中国への嫌悪感強まるー漁船への攻撃や、南シナ海人工島での飛行テスト

Global News Asia / 2016年1月4日 6時33分

ベトナム、一般市民が利用する路上市場。

 2016年1月4日、ベトナムメディアによると、新年に入ってから行われた、南シナ海・南沙人工島での離発着飛行テストや、大型の中国船の衝突攻撃を受けた、ベトナム漁船の乗組員7人が船から落とされた事件などが続き、中国への嫌悪感が強まっている。

 昨年11月5日、中国の習近平国家主席が、ハノイを訪れ、グエン・フー・チョン共産党書記長と会い、南シナ海の領有権争いを収拾させることにつて話し合った。中国の国家主席がベトナムを訪れたのは、2006年の胡錦濤国家主席の訪問から9年ぶりで関係改善の方向に行くのではないかと、一部では楽観論も出ていたが、完全な誤解だった。

 一般市民の中国に対する感情は非常に悪く、ベトナムに帰化している中国系住民も肩身の狭い思いをしており、習近平体制の南シナ海問題について批判する声も多く出ている。

【編集 : 高橋健二】

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