【フィリピン】マニラで路上生活する子どもたちの受け入れを開始ー認定 NPO法人 アイキャン
Global News Asia / 2016年1月22日 14時21分
2016年1月26日、認定NPO法人アイキャンが運営する、マニラの路上の子どもたちのための児童養護施設「子どもの家」に5名の子どもが入所する。
今後は寄付収入にあわせて50名程度まで、子どもの受け入れを増やす計画だ。アイキャンは、書き損じハガキを募集しており、「子どもの家」の運営に活用。ハガキ1枚で子どもたちの2食分の食事代になる。
都市化が進むフィリピンでは、25万人以上の子どもが、家庭内暴力や育児放棄、経済的ひっ迫など、様々な理由で路上での生活を余儀なくされている。一方で、マニラの児童養護施設の数は不足しており、子どもたちが路上を出て新しく生きていくことを決断しても、受け入れ先が見つからない現状。
アイキャンは路上でカウンセリングを行い、子どもに復学意志があり、入所を希望した場合、速やかに施設に移ることができるよう、環境を整えるという。「子どもの家」では、子どもたちの衣食住だけでなく、勉強や心のケアも対応し、さらに、元路上の子どもが豊かな社会性をもって将来を切り拓く力をつけていけるよう、通学のための学用品や学費を提供していく予定だ。
【認定 NPO 法人 アイキャンとは】
1994 年から危機的状況にある子どもたちの生活改善に取り組んでいる NGO。何かを「あげる」活動ではなく、生活が向上し続ける「システム」を作り上げることを重視している。フィリピンの開発プロジェクトの専門集団として、多くの人々や組織と連携し、子どもたちの夢をかなえる。
【編集 : UH】
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