【タイ】バンコクには2カ所ほど競馬場がある
Global News Asia / 2016年1月24日 9時0分
2016年1月24日、タイはコンビニエンスストアなどで表立ってトランプの販売ができないほど賭博関係の法律に厳しい。しかし、完全に禁止されているわけではなく、政府が認可した場所ではギャンブルが可能になっている。そのひとつに競馬がある。
バンコク都内には2カ所ほど競馬場がある。BTSラーチャダムリ駅から見える「ロイヤル・バンコク・スポーツクラブ」と、ペッブリー通りを西に行った「ロイヤル・ターフクラブ・オブ・タイランド」だ。バンコク以外にも競馬場があり、バンコクの2カ所が中央競馬、そのほかが地方競馬になっていて、ジョッキーのライセンスも中央と地方に分かれている。
実は競馬はタイでは歴史があり、1916年にラマ6世王に承認されて「ロイヤル・ターフクラブ・オブ・タイランド」が誕生している。タイにおいては競馬は紳士の遊びとされ、サンダル履きやショートパンツ、Tシャツ禁止など、最低でもスマートカジュアルでないとならないというドレスコードが設定されている。
競走馬に対する賞金は現在は5万バーツ程度が一般的で、稼ぐ馬でも年間200万バーツ(約670万円)くらいだそうだ。馬自体は50万バーツ(約170万円)くらいから売買され、速い馬は100万バーツを超える。バンコク都内にいくつか厩舎が残ってはいるが、バンコクの物価高騰で飼育費用も高くなり、多くの馬主が馬を東北地方のナコンラチャシマー県に移動させている。
タイの競馬は日本と同じで、場内のテレビや電光掲示板でオッズを見ながら投票券を購入する。単勝(win)、複勝(Place)のほか、連勝単式、連勝複式、3連勝単式、3連勝複式がある。賭け金は最低50バーツからで、オッズは10バーツの倍率で、単勝では20~40倍程度がよく当たる。3連単では4万バーツから10万バーツ超の払い戻しも出ているようなので、特にタイ人男性は双眼鏡を片手に応援に熱が入っていた。
【執筆 : 高田胤臣】
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