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【タイ】いまだに食べられている昆虫のお菓子

Global News Asia / 2016年1月24日 17時0分

繁華街そばにいた昆虫屋台には、近隣で働く若い女性たちが常連客のように買っていっていた。(高田胤臣 撮影)

 2016年1月24日、タイも東南アジア各国同様に虫を食べる習慣がある。日本にも同様のものはあるが、タイはその浸透具合が著しく、若い女性もおやつ代わりに虫を買っていく人が少なくない。

 かつては貴重なタンパク源として救荒食物(きゅうこうしょくもつ)のようになにかの代用として食されていたのかもしれないが、食生活が豊かになった現在でも、バンコクでさえいろいろなところで虫を販売する屋台などを見かける。タイでは基本的には塩味をつけて揚げたものが多い。バッタやサソリ、タガメ、ハチノコのようなものなどが売られている。

 特に地方は自然が多く残っており、簡単に昆虫が手に入る環境にあることから、子どものころから昆虫食に慣れ親しんでいる。大人になってバンコクに上京してきて、そういった屋台を見ると買わずにはいわれないという人もいる。若い女性も躊躇わずにいくつもの種類を袋に入れてもらって、ニコニコと持ち帰る姿が見られた。

 実際に食べてみてもひどい味わいのものはなく、塩味がついているので食べられないことはない。ビールのつまみなどにも大きさや値段的にもピッタリで、慣れれば悪くないものである。試しに一度ご賞味あれ。

【執筆 : 高田胤臣】

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