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【タイ】数ある麺類食堂のひとつで、富裕層も足繁く通う店

Global News Asia / 2016年1月29日 11時0分

オススメのひとつである、バミー・ナーム。スープは濁っていて濃いイメージがあるが、日本人からすればやや薄味かもしれない。すべて特注なので、ほかにはない味わいを楽しめる。(高田胤臣:撮影)

 2016年1月29日、タイ人は日本人と同じくらい麺類が好きである。タイの麺は大きく分けて米粉で作ったものと、中華麺のようなバミーに分かれる。米粉の方は作り方や太さでさらに分かれ、一般的なものはクイッティアオと呼ばれるものである。

 タイの麺料理は奥が深く、麺の種類のほかにスープによってもその味わいや雰囲気が変わってくる。鶏がらや豚骨などからスープを取ったままのナムサイや、辛味のタレを入れたトムヤムスープ、腐乳を使って赤く酸っぱいものがイエンタフォーなど多種多様だ。油そばのようにスープがないヘーングというのもあるし、炒めたものもあったりと、そのレパートリーは無数にある。

 そんなタイでは各地に名店と呼ばれる麺料理の食堂がいくつもある。人が多く集まる繁華街だけでなく、住宅街の中にも隠れた名店があるなど、タイの麺類はとにかくおもしろい。

 そんな名店の中でも、バンコクの中心にあり、富裕層までもがわざわざ高級車で乗りつけると言われているのが、スクムビット通りソイ26の「ルンルアン」という店。同じ店名の店が2軒並んでいるが、本店は向かって左側で、もう1軒は本店の家族が経営する店だ。一応、どちらも同じ味だと言われる。麺も具材もすべて特注品で、豚のつみれなどほかでは見ない具材も入っている。よくあるレバーもこの店だと臭みもなく、人気の逸品であることが伺えた。

 タイの名店をみつけるのはネットでの情報検索やタイ人に訊いてみることがコツである。タクシー運転手はこういった安い食堂などの情報は意外と持っているものなので、彼らに訊ねるのもひとつの手段となる。

【執筆 : 高田胤臣】

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