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【タイ】東北地方で注目されるのがコンケン県の県庁所在地

Global News Asia / 2016年2月1日 9時0分

料金のわりにきれいなホテルである「コンケン・ホテル」。新旧バスターミナルからも近く、裏手には夜になると屋台街が出現して過ごしやすい。(高田胤臣:撮影)

 2016年2月1日、現在東南アジアは経済的な繋がりが強まりつつあり、各国を貫く陸上輸送のためのハイウェイ建設が進んでいる。その中で注目したいのがコンケン県だ。

 コンケン県はタイの東北地方にあり、市街地は隣県のナコンラチャシマー県市街地と同じくらい発達している。ナコンラチャシマーはタイ第2の都市とされ、日本の製造業大手が工場を建設するなどで日本人に注目されているが、コンケン市街地は同程度発展しながらも日本人在住者は少ない。地理的には東北地方の中心になるのがコンケンの方で、タイ企業の東北地方でのセミナーなどは主にコンケンで開かれるため、発展しているようである。

 また、コンケンが発展しているのは今後経済的にも大きく飛躍する要素があるからだとされる。2006年12月に開発が始まっているミャンマーとベトナムを繋ぐ流通用ハイウェイ「東西回廊」の全長1450キロの一部分がこのコンケーン県を通るのだ。この東西回廊の西端はミャンマーのモーラミャインで、モン州やカレン州を経由してミャワディのあとにタイに繋がる。タイは北部のメーソート郡からスコータイ県やピッサヌローク県を通り、このコンケン県に至る。そして、そのまま東へと進んで第2タイ・ラオス友好橋を渡ってラオスのサワンナケート県などを通過。ベトナムはラオバオに入って、回廊東端はダナンとなる。これが開通すると陸送時間が大幅短縮されるとされる。

 今後、日系企業もコンケン県を無視することができなくなるだろう。また、観光資源も豊富で、恐竜の化石が発見されたため博物館があったり、先史時代の壁画、自然豊かな国立公園があるなど、見所も多いのもコンケンの魅力だ。

 宿泊施設も充実していて、高級系のホテルだと「プルマン・ホテル」がある。これは市街の中心でもあり、高いビルが少ないコンケンではランドマークにもなっている。ほかには1000バーツ台前半から泊まれる「コンケン・ホテル」など、様々なランクがたくさんあり、公共交通機関も地方都市にしては発達しているので、かなり過ごしやすい。

 コンケンは今後もさらなる発展が期待される街である。

【執筆 : 高田胤臣】

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