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【タイ】寒波で14人死亡

Global News Asia / 2016年1月28日 17時0分

北部チェンマイでバスを待つ人々。撮影時の気温は10度だった。(そむちゃい吉田:撮影)

 2016年1月28日、タイの災害予防対策局は、今回の寒波の影響で北部、東北部で14人が死亡したと発表。また、大荒れの天候となっている南部海岸沿いと島しょ地域にも高波などの警戒強化を求めているとタイメディアが報じた。

 タイが寒波に見舞われた25日から28日までの間に、北部や東北部で寒さが原因と見られる死者が14人に達した。

 寒さで死亡したのは、月曜日に2人がチャイナート県で死亡。水曜日に12人。それぞれウドンタニー4人、チャイナート2人のほか、サムット・プラカーン、ナコン・ラチャシマー、サコンナコン、ターク、プラチンブリー、ラヨーンの各県で1人ずつが亡くなった。

 主な原因は、寒さしのぎに酒を飲み、そのまま寝込んでしまい、低体温症や心臓発作などを引き起こしたと見られている。また、北部ナーン県の一部学校では、休校にしたところもあった。

 同じころ、タイ南部東海岸地域では大荒れの天候が続き、高波で船が打上げられたり、サムイ島とパンガン島のフェリーが運休を余儀なくされた。また、サムイ島の一部では道路が冠水するなどの状態が続いた。

 同じ南部でも、西側インド洋に面したプーケットなどは穏やかな天候となっており、災害対策局では観光客に向けて、荒天のサムイ島を避け、西側のプーケットなどに向かうようにすすめている。

タイ気象庁によると今回の寒波は、金曜までで土曜からは通常の天候に戻るだろうとの事だ。
【翻訳/編集 : そむちゃい吉田】

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