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中国に騙されない! ずさんな高速鉄道計画に、早期地震検知警報システムの導入を要求ーインドネシア

Global News Asia / 2016年2月4日 7時23分

日本では、特に要求されなくても安全対策に配慮した計画書が出されるが、国によっては安全面は軽視されているようだ。(写真は新幹線)

 2016年2月3日、ジャカルタ―バンドン間・約140Kmの高速鉄道計画は、2019年の開業を目指しているが、建設許可が未だに出されていない。

 インドネシア国土交通省は、中国への不信感から建設許可のハードルを上げた。地元メディアによると、中国から提出されていない必要書類が多く、また一部提出された書類は、中国語だけの記載がほとんどで、インドネシア語や英語ではないため、審査担当者は読むことも出来ず審査が進んでいない。提出書類の信ぴょう性も低いことから、新たに地震対策を強化して安全度を向上させる改善を求め、早期地震検知警報システムの導入も必須要件とした。

 監督官庁が、途中から計画の改善を求めるのは異例なことで、過去に導入後に欠陥機とわかった中国製プロペラ旅客機MA60(中国名は新舟-60)での教訓から、中国に騙されないようにしたいとの考えが強くあるからだ。

 中国には、日本と違い地震対策のノウハウは少ないことから、きちんとした裏付けのある書類を提出するハードルは高く、高速鉄道計画は暗礁に乗り上げでしまうのではと危惧されている。
【編集 : 高橋大地】

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