【タイ】パイロットがストライキのノックエア 地上はいつも通り？

15日午前9時のノックエア・チェックインカウンターの様子。カウンターは、昨年12月に再開しているドンムアン国際空港第2ターミナルにある。(高田胤臣 撮影)

　2016年2月16日、パイロットがストライキを行ったローコストキャリア「ノックエア」のドンムアン国際空港のチェックインカウンターはいつも通りの様子であった。
　
　ノックエアが欧州航空局の安全基準を適用することを決めたことで同社の一部のパイロットが資格を失ってしまうため、前日14日に同社パイロットがストライキを行い、9便が欠航していた。この欠航で1500人に影響が出たとされるが、ノックエアは他社の航空機を手配して対応した。

　これによって15日にノックエアを利用する人々からも不安の声があったが、同日午前9時の段階ではチェックインカウンターはいつも通りに業務が進んでいるようであった。

　ノックエアは1日240便の運行を行っており、その内の9便の欠航は大きな問題ではなかったとしているが、今後同社とパイロットがどのように歩み寄るかが注目される。

【執筆 : 高田胤臣】