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【タイ】一月の来訪客が前年比15%増の約300万人と好発進

Global News Asia / 2016年2月19日 17時0分

観光テーマ「タイネス(タイらしさ)」のひとつ水上市場は、今も生活に根付いている。(イラストレーター吉田しんこ氏 提供)

 2016年2月19日、一月にタイを訪れた外国人が前年比15%増の約300万人だったことがわかった。諸処の問題に直面するタイ経済の中で唯一希望に満ちたスタートとなったと、タイのメディアが伝えた。

 賑やかで人通りの多いバンコク市街を見ていると、一見景気が良く見える。しかし実際に商店主や屋台の主に話しを聞くと軍事政権による締め付けで、客足も悪く売上げは確実に落ちていると話すところが多い。

 タイで日本向けにダンス衣料を製造、輸出しているオズコレクションによると、「仕入先や工場では、以前は生産ラインがいっぱいだと言われて、発注しても断られる事すらあった。しかし、今は逆に少量でも受注してくれる。それだけ客が減っているんでしょう。」と話す。

 こうしたタイ国内の実体経済にとって、観光客増加の知らせは希望の光とも言え、一番多い中国人についても、数々の問題をはらみつつも、贅沢は言っていられない。というのが本音。

 タイ観光庁は、昨年2988万人だった来訪者数を、2016年は3200万人と目標を掲げている。それには前年比7.1%の増加が必要だが、これに対しても想定以上の増加ということになった。一月にタイを訪れた外国人は1位が中国人で約80万人。2位マレーシア、3位韓国だった。
【翻訳/編集 : そむちゃい吉田】

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