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【タイ】破壊され続けるバンコクの屋台街

Global News Asia / 2016年3月6日 9時0分

ある日突然、バンコク都の宣告でおもちゃ市場だったサパンレックは撤去されてしまった。(高田胤臣 撮影)

 2016年3月6日、タイは現状軍政の状態で、2006年から続く出口のなかった政情不安が、軍の介入が賛否はあっても、タイ人は納得しているように見える。

 ところが、タイ政府はタイの屋台などの集合地帯をどんどん閉鎖している。スクムビット通りのトンローの近くにあったソイ38の屋台街もそうだし、海賊版ゲーム販売で有名だったが、最近はプレミアムのフィギュアやエアガンなどの店舗が多かった中華街のサパンレック市場、日本人の現地採用者が多く住むホワイクワン地区のナイトマーケットなどたくさんある。

 確かに場所によっては不法占拠などもあったのかもしれないが、そこにかなりの数の観光客やタイ人、在住外国人が足を運んでいたのも事実だ。そういった場所が好きだったという日系企業の現地採用日本人はぽつりと言った。「タイをよくしようという結果なのかもしれないですけど、そういった場所が好きだった私たち外国人にとってはまるでタイのよさが失われたようで、残念な気持ちにもなります」

【執筆 : 高田胤臣】

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