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3月19日、タイ最大の仏教刺青の奇祭が開催される

Global News Asia / 2016年3月17日 9時0分

ワット・バーンプラはタイでは珍しく、建立された事情などを記した文献が一切残っていない寺で、のちに住職となったルアンポープン師によってサックヤンで有名な寺となった。(高田胤臣:撮影)

 2016年3月17日、タイの仏教に関連して行われる護符刺青(いれずみ)のサックヤンで有名な寺院「ワット・バーンプラ」で、僧侶への感謝の儀式が今月19日に開催される。

 このイベントはタイ国内にある、どの寺院でも年に1回は開催されるごく普通の儀式のひとつでワイクルーという師への感謝という意味のものだが、バンコクからおよそ50キロほどのこの寺院ではすでに他界されているサックヤンの師・ルアンポープン僧へ祈りを捧げる。

 前夜から信者が集まり、19日の午前9時39分にルアンポープン僧への読経が始まるのだが、この僧を崇拝する信者たちの体に彫られたサックヤンへ神が入り込むとされ、突然、錯乱状態で暴れ出す。あまりにも奇怪な様子に、本来は普通の儀式であるが、対外的には奇祭として有名になっている。

 2015年は3月7日に開催され、2000人を超える信者がルアンポープン僧をかたどった仏像前に座り、一部の若者は錯乱状態に陥り、仏像へと突進していた。

 タイの仏教は、インド方面から伝来する以前にあった精霊信仰と強く結びついている。また、仏像にはヒンズー教の神そのままのものもあるなど、日本の仏教とはかなり違っている。サックヤンも刺青だからと否定的に見られることもあまりなく、たくさんの信者が集まってくる。

【執筆 : 高田胤臣】

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